2007
10
28

:最後はススキ!:


秋の花野に ツリガネニンジン(キキョウ) サワヒヨドリ(フジバカマ) オミナエシ ノアズキ(クズ) メドハギ(ハギ) カワラナデシコ を見てきましたが 最後はススキで 私なりの秋の七草に思いを馳せてみました。
そう! そう! ”ここは” と言うだけで場所を特定していませんでしたね。笑
こことは 成東湿原。食虫植物群落で有名な湿原です。

[続きを読む] に おまけ!として 本来の秋の七草について触れてみましたので 最後までお読みいただけると幸いです。

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ススキ(芒 薄)は 日本全国の日当たりの良い山野に生息しているイネ科 ススキ属の多年生草本。
花期  8-10月。草丈 1-2m。朝鮮 中国にも分布。年に 1-2回 刈り取りが行われる草地に生育します。
ススキは昔から萱葺き屋根の材料 飼料 堆肥などに利用されてきました。

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名前の由来は すくすく育つ木(草)の意味で  ”スクキ” が転じて ”ススキ” になったようです。
ススキの穂を動物の尾に見立てて オバナ(尾花)と呼ばれたり・・・ 
ススキの茎や葉で葺いた屋根を ”萱葺き屋根(カヤブキヤネ)” といい ”刈り屋根” が詰まって カヤ(萱)とも呼ばれます。 

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夏から秋にかけて 茎の先端に長さ 20-30cm 程の 10数本 に分かれた花穂をつけます。花穂は赤っぽい色をしていますが 種子(穎果 えいか)には白い毛が生えて 穂全体が白っぽくなります。
はじめは花枝は横に開いていますが やがてすぼんで尾状になります。

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地下には短くしっかりした地下茎があり そこから多数の花茎を立てます。
葉は細長く堅く 縁は鋭い鉤状になっているため 肌 皮膚が傷つくことがあります。
根出葉と稈からは多数の葉がつき ススキの葉の中軸は表から見ると白く 裏面は緑。
この白色の部分でしっかりと長い葉を支えています。
表面は無毛ですが 裏面には寝た毛があり 葉鞘は無毛ですが 葉鞘との境目の部分には白長毛があります。葉耳は肥厚し しっかりと葉を支えています。

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種子には毛があり 風によって散布されるのですが 簡単には穂から離れず 強風の時に少しづつ離れていくようです。

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夕陽色に染まって美しいでしょ!

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花野に戯れていた背中には 夕陽がきらきらと輝いていました。

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秋の夕陽はほんとうにつるべ落としです。

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ススキ(Miscanthus sinensis Anderss.)イネ科 ススキ属



おまけ!

秋の七草は 万葉の時代から数多くの詠み人たちに詠まれてきましたが 山上憶良が詠んだ 2首 の歌が最も有名で そこから由来しています。

* 秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花(万葉集 巻八 1537)
* 萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花(万葉集 巻八 1538 旋頭歌)

本来の秋の七草は・・・ 

アサガオの花については アサガオ ヒルガオ ムクゲ キキョウなど諸説ありますが キキョウが有力です。

ハギ(ヤマハギ) Lespedeza bicolor Turcz. var. japonica Nakai マメ科 萩の花(はぎのはな)
ススキ Miscanthus sinensis Anderss. イネ科 尾花(おばな)
クズ Pueraria lobata (Willd.) Ohwi マメ科 葛花(くずばな)
ナデシコ(カワラナデシコ) Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.) Williams ナデシコ科 瞿麦の花(なでしこのはな)
オミナエシ Patrinia scabiosaefolia Fisch. オミナエシ科 女郎花(おみなえし)
フジバカマ Eupatorium fortunei Turcz. キク科 藤袴(ふじばかま)
キキョウ Platycodon grandiflorum (Jacq.) A.DC. キキョウ科 朝貌の花(あさがおのはな)

上 左から ヤマハギ ススキ クズ カワラナデシコ
下 左から オミナエシ フジバカマ キキョウ です。

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最後までお読みいただきまして ありがとうございます!
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